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介護事業所における倒産、廃業状況から考えること

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介護事業所における倒産、廃業状況から考えること

先日、弊社編集部のコラムでもデイサービスの「利用控え」について触れさせていただきましたが、東京商工リサーチ社が1月上旬に公表した資料によると、2020年に倒産した介護事業所は118件にのぼり過去最多を記録したとのことです。加えて、自主的に休業や廃業をした介護事業所も500件近くに迫り、こちらも過去最多となる可能性が高いといわれております。

また、当初はソーシャルディスタンスの確保が難しいとされたデイサービス等の「通所介護事業」でコロナ禍による経営悪化が危惧されておりましたが、20年に倒産した介護事業所の約半数は「訪問介護」でした。

訪問介護においては、入居系事業、通所事業と比較し、2018年度から2019年度の利益率の落ち込みが最も大きい傾向があっただけに、もともと業績が悪化していたタイミングでコロナ禍が追い打ちをかけた可能性は否定できません

一方で、コロナ禍により必ずしも介護業界全体が守勢に回っているというわけではないようです。
2020年は譲渡を検討するお客様からの問い合わせ件数も過去最多でしたが、
事業拡大のご相談や買手登録いただいた件数も過去最多でした。

実際に昨春の緊急事態宣言下に譲渡のご相談をいただき、年内に譲渡が完了したケースも複数ございます。

当社ではリモートによるご相談やお打ち合わせも実施致しておりますので、お役に立てることがございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

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