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介護業界の今後の展望とM&Aの活用について

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業界展望

2025年に向けて、どういった傾向で介護業界が動いていくのか。
直近では2018年の医療との同時改定も控えている中で私なりに色々考えています。

2025年に団塊世代が後期高齢者になるという事は皆さんご存じだと思います。

現在5年単位で約200~300万人の後期高齢者が増えています。ピーク時には人口の30%超に達するとみられています。
勿論それに合わせて、高齢者市場も規模が拡大し、100兆円を超える見通しとなっています。

恐らく、その中で介護事業は15%程度を占めると予想されます。
現在大手20社でも7,500億円超程度の売上規模しかありません。(市場は10兆円弱)医療畑で言うと薬局と同様に、全体の10%弱と今後も事業の譲渡・売却で統合が進む業界だと考えられます。

実際、薬局業界では業界大手が年間100件前後のM&Aを実施して事業所を拡大しています。介護業界でも、M&Aを活用した経営戦略がより身近なものとなってくると予想されます。

経営戦略

その中で、要支援や軽介護度の方への保険対象が狭まる傾向も見えていますからより傾斜のかかった報酬改定が予想されます。

単純に、要介護度の高い方の受け入れが必要になるはずです。

(勿論その中で、人件費等のコストとの兼ね合いでご自身の会社の最適なバランスを見つける必要がありますが)

市場規模が拡大するので、時代に合った事業所を展開すれば売上・利益共に伸びるはずではありますが、やみくもな展開をしても、人材面での破たんの可能性もあります。
そこで、自社の考えとあった、適切なエリアで適切な規模の事業所(法人)を適切な価格で買収する事は、今後展開を進める法人様にとっては今後の明暗を分ける戦略となる可能性があります。

では、どういった点を見て、どのように買収や展開、譲渡・売却を進めていくべきなのか、そういった点を今後のコラムで記載させて頂きます。

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