介護施設

介護業界のICT化

介護業界においては一般の業界よりもICT化が遅れている印象を受けます。それは、介護事業が労働集約型、かつ介護保険が収入の柱であることが主な理由なのではないかと推測されます。

 

さて、この問題については社会保障審議会でも主要な論点になっており、先般の委員会においてもICT化施策について積極的に検討がなされています。そのポイントは、①簡素化、②標準化、③ICT化です。これは介護事業のICT化というよりは行政の許認可・届出に関するICT化のイメージです。

 

一方、介護事業のM&Aにおいても許認可等は主要な論点にもなり、その手続きは煩雑になることもしばしばです。行政のエリアによって認定基準が異なることもあり、標準化されることはM&Aにとってプラス材料です。是非、ICT化進めてもらいたいと思います。

 

しかしながら、行政のICT化が進んでも介護事業のそれが進まなければ業界全体の生産性の向上には繋がりません。この点についても各社が積極的に新サービスを立ち上げていますので、次回はこの点をご紹介させていただきます。

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