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『都市部 > 地方』の産業構造は介護業界にも当てはまるのか

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2020年代は介護業界にとってどのような時代か

最近、テレビやネットを通じて『2010年代のランキング』や『2010年代の名場面』といった企画、記事をしばしば目にすることがあります。

たしかに、昨年は元号が変わったこともあり時代の節目を肌で感じましたが、
よく考えると今年も『2010年代』から『2020年代』へと移行する節目の年なのです。

この10年間で変わったことはたくさんありますが、代表的なものでいうとスマートフォンの普及でしょうか。

2010年代が始まった頃、つまり10年前は『スマホ』ではなく『ガラケー』が多数派であるどころか、ス
マホの普及率はわずか10%にも満たなかったと言われています。

一方で、現在の普及率は75%を超え、70歳代に限ってもスマホとガラケーの保有割合では前者が上回っているそうです。

その他にも、日本人アスリートの活躍や学校教育の授業の多様化、
選挙権年齢の引き下げなど挙げればきりがありませんが、
『介護業界』にとっても2010年代は激動の時代だったのではないでしょうか。

そもそも介護保険制度が始まったのは2000年ですから、
さらに10年前の『2000年代』こそが介護業界にとっての幕開けと言えるかもしれません。

ただ、例えば介護報酬の改定率だけを切り取っても、
2012年はプラス改定、2015年はマイナス改定、2018年はプラス改定と、
ここ10年間の舵取りが極めて難しく、2020年代も決して簡単ではないことかと思います。

全国から頂くお客様の声から

さて、私どもCBパートナーズにおいても近年、介護事業者様から多くの声と多様なニーズを頂き、合わせてわれわれ自身が次の時代に向けて変化していかなければならないことを痛感しております。

そんな中、私が一番ありがたいと思うことは、
全国の様々な地域のお客様からお問い合わせをいただいているということです。

一見、都市部のお客様からのお問い合わせやご意向を伺うことが多いかと思われるかもしれませんが、
実はそうではなく、地方のお客様からも多くのお声をいただいております。

現代はいわゆる第三次産業に従事する方が多いため、
結果的に事業展開や雇用が都市部に集中する傾向にありますが、
介護業界においてはそれぞれの地域で違いはあれど、
事業運営の成果やノウハウ、チャンスや課題といった多くの要素は都市部も地方も差がないのではないかと感じています。

IT産業や金融業とは異なり、医療・介護従事者の人口に占める割合は決して都市部の方が高いということはありません。

また、もしかすると介護保険制度の発足からここまで約20年の間に、
立地や交通面の限られた条件の中で培ってきたノウハウは地方の事業者様にとって大きな強みかもしれません。

先日も、とある四国の事業者様から関西の大都市圏への事業拡大のご意向をお聞かせいただきました。
これまでお客様が培ってきたノウハウを新しい地域で発揮して頂けるとすれば、これほど素晴らしいことはないと感じました。

今後もCBパートナーズは、
全国の全ての地域のお客様からお声をいただける存在であり続けますので、
是非、みなさまのビジョンやお悩みをいつでもお聞かせください。

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