調剤薬局

親族内承継をお考えの経営者様

薬を取り出す男性医師

親族への承継のメリット・デメリット

はじめに、新型コロナウィルス感染症に罹患された皆様および関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

今回は親族内承継をお考えの経営者様にスポットを置いたコラムを記載いたしました。

なぜなら最近、親族に承継をしてもらいたいという意向をお持ちの経営者様にお会いする機会が多いと感じるからです。

親族内承継を希望する理由をお伺いいたしますと、

「これまで育ててきた大切な会社を他者に経営してもらうよりも、身内であるご子息等の親族に引き継がせたいから」

と、よく伺います。

薬局は薬剤師という資格者がいなければ、経営は行えないですし、
承継を行うために、ご子息等に薬科大学に入学してもらい、資格を取得しているケースが多い事も理由の一つでしょう。

 

まず事業承継におけるパターンは大きく分けて3つございます。

①親族内承継

②親族外承継(社内承継)

③親族外承継(社外承継・M&A)

その中で親族内承継のメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

①親族なので、引継に時間を掛けられ、安心して経営を任せることが出来る。

②従業員や取引先等に受け入れられやすい。

③相続や贈与を早いうちから準備できる。

 

他にもあると思いますが、大きなメリットは上記の3点ではないでしょうか。

では反対にデメリットはというと、4点ほど挙げられます。

①後継者候補ではあるが、経営者として、適任な資質ではない。

②準備に時間が掛かる。その間に情勢が変わってしまう。

③後継者以外の親族とのトラブルのもととなる。

④個人保証を外すことができない。

 

一般的な親族内承継のメリットとデメリットを挙げさせていただきましたが、
引継や弁護士への相談(相続税・贈与税の運用対策等)を踏まえると、
親族内承継に掛かる時間はだいたい5年から10年だと言われております。

長く丁寧に時間を掛けられる一方、薬局業界を取り巻く情勢は変わっていきます。
調剤報酬・薬価改定や経営者様ご自身の体調、処方元ドクターの状況や、今回のコロナのような不測の事態も起きうるかもしれません。

そして何より重要なのは、後継者様ご自身に、承継する覚悟がおありかどうかです。

経営者様には、引き継がせたいという気持ちが御有りでも、
後継者様にその意思と覚悟が定まっていないケースもございます。

親族内承継をお考えの経営者様は、メリットとデメリットを踏まえたうえで、
本コラムをご覧いただいたタイミングで一度真剣に後継者様とお話をする機会を設けてはいかがでしょうか。

先にも記載いたしましたが、事業承継には大きく分けて3パターンあり、どの方法もメリットやデメリットはございます。
事業承継でお悩みの経営者様がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

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