名古屋における調剤薬局のM&A事例を解説

大手をはじめ、経営が安定するメーカーが多く本社を置き、雇用環境も安定している名古屋市。
国内人口が減少する中でも人口の増加が続いています。

そんな名古屋で、調剤薬局のM&Aを考えている経営者の方もいるのではないでしょうか。

この記事では、今も人口増加が続く名古屋市の調剤薬局業界の状況及び、近隣地域も含めたM&A事例について解説いたします。



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  • このページの監修者
  • ディレクター
    青木 祐二
  • 関東地区の調剤薬局事業を担当するM&Aディレクター。 座右の銘は「成功の反対は失敗ではなく、何もやらないこと」。

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名古屋の調剤薬局事情とは?

名古屋の調剤薬局業界の特徴は、以下の2点です。

  • 薬剤師の不足
  • 大手チェーンによるM&Aや新規出店が進む

それぞれを詳しく解説していきます。

薬剤師の不足

人口232万人(2020年10月時点)の名古屋市や近隣地域。

前述している通り、大手を始め多くのメーカーが本社を置き、雇用環境も安定していることから、人口が今も着実な増加を見せています。

しかし、高齢化社会が到来する中で、名古屋市は薬剤師が不足している状態です。

名古屋市立大学薬学部など複数の薬学部は存在するものの、人材の供給が追いつかず慢性的な薬剤師不足が続いている傾向があると言えるでしょう。

参考URL:
名古屋市「人口の推移(市制施行(明治22年)以降)

大手チェーンによるM&Aや新規出店が進む

政府による調剤医療費の抑制方針を背景に、中小調剤薬局は減収傾向の一方で、大手チェーンは積極的な出店を行い事業規模の拡大を行っています。

また、国内全体では人口減少が進む日本ですが、名古屋市は人口の増加が維持されています。

名古屋市において大手チェーンは、自社での新規出店に加え既存調剤薬局の買収も積極的に手掛けており、事業拡大意欲は旺盛です。

M&Aの主な手法

M&Aの主な手法

M&Aの主な手法としては株式売却事業譲渡の2種類があります。
一つずつ解説していきます。

株式売却

M&Aは株式売却で行われるケースが大半です。

前オーナーから新オーナーに全株式が売却されることで、企業の経営権は新オーナーに移ります。

企業は維持されたまま経営権のみが移動するため、株式譲渡の手続きだけでM&Aが可能であり、多くのM&Aで株式譲渡が利用されています。

事業譲渡

様々な事業を手掛ける企業が調剤薬局事業などの一部門のみを売却する際は、事業譲渡が行われます。

その場合、売却対象となる事業の分割手続きが必要です。

株式売却は、単に株式の売却のみでM&A手続きが終了しますが、事業譲渡では企業の分割手続きが必要となるため、少し手間がかかるM&A手法となります。

よって、経営の多角化がなされている企業などを除けば、事業譲渡を利用してM&Aを進めるケースは少ないといえるでしょう。

名古屋における調剤薬局のM&A成功事例

名古屋における調剤薬局のM&A成功事例

名古屋における調剤薬局のM&Aの成功事例としては、下記をあげることができます。

名古屋市の調剤薬局のM&A成功事例①:シップヘルスケアHD株式会社による有限会社なごみ薬局の株式取得

2018年に医療機器販売を手掛ける、シップヘルスケアHD株式会社<3360>のグループ会社が、名古屋市で3店舗の調剤薬局を運営する有限会社なごみ薬局の株式を取得し子会社化しました。

新規事業として調剤薬局事業を強化しているシップヘルスケアHD株式会社にとって、有限会社なごみ薬局の買収は、調剤薬局事業の強化及び名古屋市での事業基盤強化に貢献するものとなりました。

参考URL:
シップヘルスケアファーマシー東日本株式会社「有限会社なごみ薬局と合併いたしました。」

名古屋市の調剤薬局のM&A成功事例②:株式会社メディカルシステムネットワークグループによるミマツ薬品株式会社の株式取得

株式会社メディカルシステムネットワーク<4350>グループが、2016年5月に名古屋市などで10店舗の調剤薬局を運営するミマツ薬品株式会社の株式を取得して子会社化しました。

札幌市に本社を置く株式会社メディカルシステムネットワークは、ミマツ薬品株式会社を買収することで名古屋市など東海地区での事業拡大を果たすことになりました。

参考URL: なの花薬局「2016年5月26日 東海エリアの運営会社として、ミマツ薬品株式会社が加わりました。」
MACアドバイザリー「メディカルシステムネットワーク-M&Aによる吸収合併(愛知県10店舗))

名古屋市の調剤薬局のM&A成功事例③:株式会社ツルハホールディングスによる株式会社ビー・アンド・ディーHDの株式取得

ドラッグストア大手の株式会社ツルハホールディングス<3391>は、2018年4月に名古屋に隣接する春日井市に本社を置き愛知県内に65店舗(うち調剤薬局14店舗)を展開する、株式会社ビー・アンド・ディーHDの株式取得を取得し子会社したと発表しました。

本子会社化により、株式会社ツルハホールディングスは愛知県内でのドラッグストア事業に加え、調剤薬局事業の拡大に成功しました。

参考URL:
株式会社ツルハホールディングス「株式会社ビー・アンド・ディーホールディングスの株式の取得に関するお知らせ」

M&Aは専門家に相談するのがおすすめ

M&Aは専門家に相談するのがおすすめ

M&Aについて新聞などで目にする機会は増えていますが、実際の手続きなどはケースバイケースとなることが多いです。

M&Aに興味がある場合は、経験豊富な専門家に相談することがおすすめです。

経験豊富な専門家なら、M&Aによる売却可能性から売却時の想定価格や注意点などについて、的確なアドバイスを受けることができます。

事業承継などで調剤薬局の売却検討を行う際は、調剤薬局のM&Aに経験のあるM&A仲介会社などの専門家に相談することで、的確なアドバイスを受けながら手続きを進めることができます。

まとめ

M&Aは専門家に相談するのがおすすめ

人口減少が進む日本において名古屋市の人口は増加を続けており、名古屋市では今後も大手調剤薬局による新規出店やM&Aを活用しての進出が進むと予想されます。

名古屋市及び周辺地域の調剤薬局業界がどのような変遷を見せるのか、今後の推移が注目されるでしょう。

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名古屋での調剤薬局の検討している経営者の方は、ぜひご相談ください。

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