資料一覧

お問い合わせ

0120-979-544 受付時間 : 9:00-20:00

CUSTOMER VOICE お客様の声

関わる皆のwin-winを考えて、選んだ道

株式会社venusvenus

CBパートナーズを通じて、2017年4月にクオール株式会社(本社:東京都港区)へ株式会社venusvenus(本社宮城県仙台市)を譲渡された、元オーナーの星 金也氏に譲渡を決意された当時の経緯や心境についてお話いただきました。

譲渡企業

エリア

宮城県仙台市

業態

調剤薬局1店舗運営

譲渡理由

業界の先行きと、人事体制のご不安

※調剤報酬改定など、業界が変遷していく中、従業員への十分な人事制度やキャリアステップを確保することの限界を感じ、譲渡を決意。

ストラクチャ

株式譲渡

譲受企業

エリア

全国

業態

調剤薬局全国展開

(東証一部上場)

譲渡後の状況

オーナーは経営・管理薬剤師から退き、他業種へ転身。譲受後、一定期間を経て(株)venusvenusをクオール(株)へ吸収合併

CBP:はじめに、経営されていた薬局の規模はどれくらいになるのでしょうか。

星代表:仙台市内での経営で店舗は1店舗です。薬剤師の方は正社員2名とフルタイムパートの方が1名、週10時間〜15時間ほどのパートの方が3名で、事務に正社員でやってくださる方が3名おりました。
お付き合いのある2つの医院様を中心に、薬の処方をさせていただき、おかげさまで開設8ヶ月目から月の処方箋枚数は2000枚を超えていました。

CBP:かなりお忙しい店舗のようですね。

星代表:そうですね。忙しさで言えばかなりのものがあったかもしれません。それでも従業員の方々はしっかりと頑張ってくれていたので、なんとか切り盛りできていたのかと思います。
実際に、自分の話をすれば、週6日は私自身も店舗に立っていました。だいたい朝の8時から夜の9時、10時くらいまでずっと。それは経営者としての責任でもあると思っていましたし、領収書を帳簿に貼ったりだとか経理なども自分でやっていたので土曜日でも6時、7時くらいまでは店舗にいました。

CBP:今回、M&Aを決められた理由もその辺りにあるのでしょうか。

星代表:M&Aを決めた理由は2つあります。一つは、会社経営は初めてだったのですが、「経営者ならもっと働いてくれる方の待遇を良くするとか、事業拡大などに時間を使うべきなんじゃないか」と経営者として悩んでいました。本当は店舗に立つよりもすることがあるのではと。
そしてもう一つが一番大きな理由だったのですが、働いてくれる人の能力を活かしきれていないという思いで心苦しかったことです。企業時代は社員のベースアップ、スキルアップを考えていくことが重要と考えていましたので。
薬剤師の方はもちろん、事務の方もスペシャリストが揃っていたので、「この人たちはこのまま1店舗だけの薬局に収まっていていい人たちじゃない」と感じていました。働いてもらっていることに感謝しているぶん、何かしらのポストを用意してベースアップをしようかということも考えたりしましたが、そうなると今度は店舗の経営が難しくなるというのを感じて、まさに板挟みのような状態に陥ってしまっていました。これはM&Aで大手のグループに入ることで解決するかもしれないと思い、そこからM&Aについて現実的に考えるようになりました。

CBP:実際に従業員にはどういった方が集まっておいでだったのでしょうか。

星代表:事務員さんは、数字にめっぽう強かったり、管理能力が長けていたり、ある方はレセコンのNo.1トレーナーをやっていたような方で、どこでも通用するようなスキルを持っていました。数字を担当してくれていた方は、何十店舗も管理できるくらいの能力がある方です。薬剤師さんも最高のスキルを持っている方々でした。
だからその後の譲渡先との交渉でも、「従業員のキャリアアップにつながるように」というのはよく話し合いました。

CBP:皆がプロフェッショナルだったのですね。いい人材は集まっているけど、業界としてそういった小規模店舗がやっていくのは難しいということもあったのでしょうか。

星代表:確かにそれはあります。薬価は毎年改定され下がり続けるという話も当時出てきました。普通の会社経営であれば、基本は粗利をベースにして給与を支払うサイクルを作り出すわけじゃないですか。しかし、小規模な調剤薬局に関しては粗利だけではどうしても経営は難しくて、薬価差益があって初めて経営が成り立つレベルです。隣接している医院の先生方も頑張ってくださっていることがわかっていたので、国の政策でこのままの経営形態ではどこかで収益が落ちる未来が見えていることも辛かったです。
大手になれば仕入れの規模が違うので、そういった部分でもしっかりと利益確保ができるのかもしれません。しかし、小規模店舗では企業努力をしたくても、なかなかそうはできない事情もあったりで、将来的な難しさを感じていました。多くの点で大手の安定感にいい意味でもかなわないなと思いました。

CBP:そういった事情があってのM&Aになったのですね。実際にM&Aを考え出してから譲渡までにどれくらいで進んでいったのでしょうか。

星代表:実際にM&Aを考え出してから株式譲渡まで約半年ほどでした。8月ごろに考え出して10月にはトップ会談、1月には譲渡という感じです。イメージでもっと時間がかかると思っていたので、スピーディーに感じました。

CBP:大手企業と交渉したそうですが、実際に交渉を行ってどういった感想を持ちましたか。

星代表:大手薬局チューン3社と交渉に当たりました。そしたら偶然にもそのうち、クオールさんから面談の際にお越しいただいた方が私の元同僚でした。以前、製薬会社に勤めていたのですが、その時にパートナーとして組んでいた時期のあった方だったので、トップ会談とは言え和やかな空気で話を進めることができました。こういうときでもやはり人との縁というのは大切なのかなと思いました。

CBP:お知り合いですか。それは縁を感じますね。ただ、実際の交渉ごととなるとそれだけでは収まらない問題もあったり不安もあったりと思うのですが、その辺りはどうでしたか。

星代表:確かにそうです。もともと私のところにいた従業員の方々の仕事や生活をもっと良いものにしてほしいという思いがあったので、地元に出店してきちんとオフィスを構えているところと本格的な交渉を行いたいと思いました。なにせ、従業員の方の中には、店舗勤務よりもオフィス勤務の方でもっと力を発揮できそうな方が多かったので。
その点で言えば、クオールさんは仙台にもオフィスを構えており、条件は満たしていました。クオールさんに入ってからの働き方に関しても相談に乗っていただいて、私の小規模経営では難しかったキャリアアップも実現することができました。
それに、クオールさんの事業方針を聞くと、「新しいことにチャレンジしたい」という私本来の考え方と似たところがあってそこにも共感できました。そういうこともあってか、交渉自体に不安とか怖さとかはなかったです。むしろ前向きな気持ちの方が強かったです。
M&Aとなると、どうしても「響きの怖さ」みたいなものを感じていたのですが杞憂でした。私の願った従業員のキャリアアップも叶い嬉しかったです。

CBP:最後になりますが、実際に譲渡を行なってみて、今どんなお気持ちでしょうか。

星代表:重ねてになりますけど、安心した気持ちが大きいです。店舗を経営している時には、毎日考える暇もなく店舗に立っていましたので。
それに、心苦しかった従業員の方々の働き方も、大手のクオールさんに任せることができるので、彼ら、彼女らがより一層活躍できているだろうということを想像できて安心しています。
会社の譲渡にはタイミングがあると思います。自分自身も、働いていただいていた従業員にとっても、本当にいい企業にいい譲渡ができたと思っています。

CONTACT お問い合わせ

メールフォームでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

0120-979-544 受付時間 : 9:00-20:00