介護老人保健施設は、在宅復帰を目指し、可能な限り自立した生活を送ることができるよう、
リハビリテーションなどをメインとしたケアを提供している施設です。
数か月間の短期的な入居が一般的なため、利用者が流動的になりますが、
日本全体での施設数もそこまで多くなく、施設数が急激に増えている兆候もまだないため、
介護老人保健施設を買収して参入しようという方も多く、M&A市場においても人気のある業態になります。
医師の常駐が必要な為、医師の退職、採用難により譲渡を希望されるケースが多くあります。不動産を保持している場合には、譲渡によって、採用難から脱却し、不労所得を得るという選択をされるケースもあります。介護老人保健施設の譲渡側のメリットは、利用者へのサービスの継続、創業者利益の獲得、
廃業手続きをしなくて済むという点が挙げられます。
病院で入院していた患者様の退院後の受け皿として譲受を希望されるケースが多くあります。介護老人保健施設を新規で立ち上げる場合、多額の資金がかかるだけではなく、地域の医療機関との連携、人材採用など多くの負担が伴いますが、M&Aによって譲り受けることができれば、時間や労力の負担を軽減できる点が多きなメリットとして挙げられます。