医師開業支援サービス インタビュー④「基本合意書の締結」⑤「最終契約書の締結」

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岡本 龍 様は、2023年5月に、兵庫県神戸市の「適寿クリニック」を承継開業されました。岡本 龍 様が理想とされる地域医療の実現に向けて、踏み出した新たなチャレンジ。
そんな岡本 龍 様に、今後の展望と、開業までの過程で苦労されたことや注意すべきことなど、フェーズごとにお話しを伺いました。

基本合意書・最終契約書とは?

基本合意書は、TOP面談などで双方が意見を交換し、合意に至った内容を、書面に盛り込んだ契約書のことです。口約束の段階では、双方の認識やニュアンスに齟齬が生まれる可能性があるため、基本合意書で譲渡を検討されている先生と譲受を検討されている先生双方が合意に至った内容を明文化します。双方が前向きに検討することを前提に、承継についての細かい点を調整していくという意志表示であり、基本合意書の締結をもって、具体的な条件を含めた話を進めます。

次に最終契約書は、基本合意書の内容をより具体的にしたもので、承継することに対して法的な拘束力が発生する契約書です。記載内容は、譲受の時期や方法など多岐に及びますが、合意事項が具体的に明記されます。締結後はその記載内容に則り、承継実務を進めていきます。譲受を検討されている先生が勤務医でいらっしゃる場合は、最終契約書の締結をもって職場に退所意向を伝えられる方がほとんどです。

―基本合意書や最終契約書締結時の気持ちを教えてください

当時の就業先では、私以外は非常勤の医師だったため、その方々を残して常勤の私が退所をすることに申し訳なさを感じていました。しかし、TOP面談時には承継開業を行う意思は固まっていたので、基本合意書や最終契約書の締結に対する不安は特にありませんでした。

しかし、最終契約書の締結を2023年の年明けに控え、2022年内に当時の就業先への退所意向表明を済ませていたため「予定通り最終契約書を締結できるのか」と頭をよぎり、心が落ち着かない年末年始を過ごしていました。
年明けに無事、最終契約書に判をついた時には、ホッとしましたね。

最終契約書締結後は、譲渡を検討されている先生をはじめ、CBパートナーズのアドバイザーの方など多くの方々とのご縁に恵まれたことに感謝しながら、新たなチャレンジへの一歩を踏み出せたことを嬉しく思いました。先々の不安や心配事よりも、勤務医時代の経験を活かして、新たなステージで頑張れることへの期待が勝っていましたね。目の前が明るく開けた、そんな感覚でした。