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初開催!病院のDXを推進する「病院DXアワード2025」

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病院DXアワード

「病院DXアワード2025」の概要

当社CBパートナーズと同グループ、CBホールディングスが提供している医療・介護経営者向けニュースメディア「CBnews」が主催する「病院DXアワード2025」は、病院のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援する企業を表彰する初めてのイベントです。

病院は他業界に比べDX化が遅れており、専門人材不足や予算確保が障壁となっています。このアワードでは、成功事例を発信し「改善できる課題へのモヤモヤ」を解消することで、DX製品・サービスの開発企業と病院の橋渡し役として機能し、病院側のDX化を推進することを目指します。

審査員には病院DXの最前線を走る有識者が選出され、企業の提案と病院のニーズを両立させる評価基準が期待されます。

  • 審査方法
    医療従事者の投票(2月3日~14日)と有識者審査を組み合わせ、最終審査6社を選出
  • 表彰式
    2025年3月5日に「第11回メディカルジャパン大阪」内で開催
  • 審査基準
    ・課題設定医療業界や現場の課題をきちんと捉えているか
    ・現場視点ユーザーの使用場面を想定された操作性があるか
    ・サポート体制導入後のサポートが充実しているか
    ・技術視点製品・サービスの先進性・独創性
    ・その他上記以外でアピールポイントを記載した内容を評価

>>>病院DXアワード公式サイトはこちら

優秀賞受賞企業6社が決定

以下の19社がエントリーしています。(企業:サービス)

  • 株式会社オプティム:OPTiM AI ホスピタル
  • SCSK株式会社:Dr2GO
  • 株式会社ソラスト:solabell
  • Dr.JOY株式会社:AI電話サービス
  • kanata株式会社:kanaVo
  • TOPPANエッジ株式会社:RFIDを活用した病棟向け調剤工程管理システム
  • シスコシステムズ合同会社:Cisco XDR
  • オープン株式会社:BizRobo!
  • ウォルターズ・クルワー:Up To Date
  • 株式会社エスパイオンメディカルテクノロジー:HAMIS
  • 株式会社ソリトンシステムズ:FileZen S
  • 株式会社フィリップス・ジャパン:Philips Care Portal
  • 株式会社オフショアカンパニー:AI動画翻訳くん
  • 京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社:Cotopat
  • 株式会社ユカリア:スマート脳ドック
  • 株式会社kubell:Chatwork
  • エムジーファクトリー株式会社:QOLMS
  • LINE WORKS株式会社:LINE WORKS
  • TXP Medical株式会社:ありがとうサポート

優秀賞には以下の6社が選出されました。(企業:サービス)投票は審査員のほかに70以上の病院が参加し、現場の意見も踏まえた投票でした。

  • SCSK株式会社:Dr2GO
  • 株式会社オプティム:OPTiM AI ホスピタル
  • kanata株式会社:kanaVo
  • 株式会社ソラスト:solabell
  • Dr.JOY株式会社:AI電話サービス
  • TOPPANエッジ株式会社:RFIDを活用した病棟向け調剤工程管理システム

※五十音順で記載

また優秀賞以外にも各審査基準別ベストファイブ賞や奨励賞が設けられました。

2025年3月5日に大阪で開催される「第11回メディカルジャパン大阪」にて病院DXアワードの最終審査が行われ、審査員と来場者の投票で初代大賞が選出されます。

>>>第11回メディカルジャパン大阪の詳細はこちらから

「医療のDX化」の目的

高齢化社会と医療従事者不足が深刻化する中、デジタル技術を活用した業務効率化と医療格差解消が急務となっています。

医療DXは、デジタル技術を活用して医療サービスの質・効率・持続可能性を向上させることが目的です。

医療DXが果たす主な役割は、以下の4点が挙げられます。

  • 受診体制の向上
    オンライン予約・問診システムの導入で待ち時間短縮、遠隔診療による地域格差解消、電子カルテ共有で診療の円滑化を実現
  • 医療品質の向上
    全国医療情報プラットフォームを通じた過去診療データの共有で診療ミス防止、ビッグデータ分析による疾患予測・治療方針最適化、電子カルテ標準化による診療情報の正確性の確保
  • 業務効率化とコスト削減
    ペーパーレス化による文書管理コスト削減、共通算定モジュール導入で診療報酬計算の自動化、クラウド基盤によるBCP強化
  • データ活用の促進
    医療データの二次利用環境整備で研究開発支援、感染症危機対応のための電子カルテと発生届連携、介護情報基盤との連携による包括的ケア

また厚生労働省は、日本の医療システムをデジタル技術で革新し、持続可能な医療体制を構築するための国家戦略として2022年に「医療DX令和ビジョン2030」を掲げ、以下の3本柱を軸に2030年までの実現を目指します。

  1. 全国医療情報プラットフォームの構築
    電子カルテ情報の標準化・共有システムを2030年度までに全国展開、電子処方箋の普及促進、マイナ保険証利用率向上によるデータ集積基盤強化
  2. 電子カルテの標準化・普及
    大病院の電子カルテ標準化加速、診療所向け標準型電子カルテの導入促進、介護情報基盤との連携による包括的ケア体制構築
  3. 診療報酬改定DX対応
    共通算定モジュール開発で診療報酬計算の自動化、電子申請システムの拡充、診療報酬点数表の簡素化による医療機関の負担軽減

今後の焦点課題
・感染症危機対応のための電子カルテ連携システム整備
・地域医療連携のためのデータ共有基盤構築
・医療従事者向けDX人材育成支援

医療DXは、単なる技術導入ではなく、医療従事者の働き方改革や患者エンゲージメントの強化を通じた「組織変革」を目指すものです。今後、AIやIoTを活用した予防医療や、医療データの活用による新たな価値創造に注目されます。

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