当社CBパートナーズと同グループ、CBホールディングスが提供している医療・介護経営者向けニュースメディア「CBnews」が主催する「病院広報アワード2025」は、特に優れた広報活動を行う病院を表彰する年に1度の式典です。病院広報の事例を広く集めて共有し、優れた病院を表彰することで、病院広報の活性化を目指しています。
※エントリーはすでに終了しており、二次審査まで終了しております。
応募対象 | 病院(20床以上)の広報活動全般 |
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応募部門 | 1.経営者部門 1.経営者部門 2~5.広報担当部門 広報担当部門ーSNS にエントリーいただいた方限定! |
応募期間 | 2025年2月13日(木)~5月22日(木) 12:00 |
エントリー費用 | 無料 |
CBnews|「病院広報アワード2025」公式サイトはこちら
>>>「病院広報アワード2025」
現在、審査員5名による二次審査を進めています。二次審査を通過した病院は、6月19日(木)・20日(金)に開催される「セミファイナルイベント」に登壇します。
2日間にわたり、各部門4~6病院がプレゼンテーションを行い、視聴者の皆様の投票によって、ファイナルへ進出する病院が決定します。
開催日:
6月19日(木)13:00~
6月20日(金)13:00~
開催形式:オンライン(Zoom)
対象者:医療関係者、病院広報に関心のある方
参加費:無料
●セミファイナルイベントの詳細は下記のサイトからご覧いただけます。
>>>病院広報アワード2025 セミファイナル
6/19(木)・20(金)
セミファイナル(オンライン開催): 各部門プレゼン&視聴者投票によりファイナル進出病院決定
7/16(水)
ファイナル(東京ビッグサイト/国際モダンホスピタルショウ内)
└ 経営者部門4病院、広報担当部門4病院が登壇
└ 審査員+会場来場者の投票により、「大賞」決定
地域の医療体制が大きな転換点を迎えている今、病院に求められるのは「自院の役割を明確にし、地域と連携して機能すること」です。その実現を支えるのが、「病院広報」という存在です。
病院広報は、単にパンフレットや記事をつくるだけではありません。広報誌やホームページ、SNS、さらにはプレスリリースやニュースレターを通じて、病院の特徴や地域における立ち位置を“社内外にわかりやすく伝える”ことが最大のミッションです。
近年では、InstagramやYouTubeなどのSNSを活用し、ホームページでは伝わりきらない病院の日常や職員の姿を発信することで、採用難の打開や働き手不足の改善に成功した病院も増えています。また、地域との接点を増やすために、健康講座や地域向けイベントの開催、広報誌を通じた連携医療機関へのアプローチにも力を入れる病院も多くあります。
このように、病院広報は単なる「情報発信」ではなく、経営に資する戦略的コミュニケーション活動であり、病院の未来を左右する重要なツールなのです。
広報活動は、患者への外来案内や、地域住民への医療・健康情報の提供、医療機関同士の連携を円滑にするための診療科情報の共有など、多岐にわたります。院内ではスタッフ紹介や院内報を通じて職員同士のつながりを強め、院外では広報誌・ホームページ・SNSを通じて、自院の特徴や方針を“誰に何を伝えるか”という視点で整理し発信します。
医療機関の機能分化が進み、地域ごとの医療資源をどう活かすかが問われる中で、病院広報は「自院の強みと立ち位置」を可視化する役割を果たします。たとえば、特定の疾患に強みがあるのか、近隣にどのような医療機関があるのか、といった地域特性を踏まえ、広報の視点で整理することが、医療機関の方針策定や連携強化の基盤となります。
広報活動は経営戦略にも直結します。自院の魅力を明確に打ち出すことで、患者や人材の確保、近隣施設との信頼関係構築など、経営環境の変化に対応した実践的な戦略が可能になります。広報を通じて地域との接点を強化することは、結果として持続可能な医療提供体制の形成につながります。
一方で、医療業界における広報活動は、まだ発展途上です。専任人材が少なく、他業務と兼務しているケースも多いため、ノウハウやスキルの不足が課題となっています。しかし、だからこそ「広報の重要性」を再認識し、意識的に取り組むことが、今後の医療経営において大きな差となるでしょう。
本コラムでは、「病院広報アワード2025」の概要と「病院広報の役割」についてご紹介しました。
7月16日(水)に開催されるファイナルの結果や、各病院のプレゼンテーション内容を追ってレポートする予定です。ぜひ続編もご覧ください。