病院・クリニック関連

病院広報事例を表彰する「病院広報アワード2025」開催!

  1. 介護・医療・福祉のM&AならCBパートナーズ
  2. M&A・事業譲渡コラム
  3. 病院広報事例を表彰する「病院広報アワード2025」開催!

「病院広報アワード2025」の概要

コンセプトは「持続可能な地域医療の実現を、広報の力で支援する」

当社CBパートナーズと同グループ、CBホールディングスが提供している医療・介護経営者向けニュースメディア「CBnews」が主催する「病院広報アワード2025」は、特に優れた広報活動を行う病院を表彰する年に1度の式典です。病院広報の事例を広く集めて共有し、優れた病院を表彰することで、病院広報の活性化を目指しています。

◆「病院広報アワード2025」のエントリー概要

※エントリーはすでに終了しており、二次審査まで終了しております。

応募対象病院(20床以上)の広報活動全般
応募部門

1.経営者部門
2.広報担当部門 ー 広報誌(定期刊行物)
3.広報担当部門 ー Webサイト(ホームページ、LP 等)
4.広報担当部門 ー SNS(Instagram、YouTube、LINE、X、Facebook 等)
5.広報担当部門 ー VHP(広報誌・Webサイト・SNS に該当しない広報物や活動)

1.経営者部門
経営トップ自らが広報の重要性を理解し、自院の発展や地域医療への貢献のため、院内外のステークホルダーとのコミュニケーションを積極的に推進している経営者を表彰いたします。

2~5.広報担当部門
病院広報の実務において、自院の発展につながるコンテンツ制作や情報発信等の広報活動を実践している広報担当者を表彰いたします。

広報担当部門ーSNS にエントリーいただいた方限定!
【PIXTAコラボ企画】「 ベビーフォトコンテスト」を実施!
Instagramへの投票写真を対象に審査をさせていただきます。

応募期間2025年2月13日(木)~5月22日(木) 12:00
エントリー費用無料

 

◆スケジュール

  • エントリー提出:2025年2月13日(木)~5月22日(木) 12:00
  • 一次審査:2025年5月下旬
  • 二次審査結果発表:2025年6月上旬
  • セミファイナル:2025年6月19日(木)、20日(金)
  • ファイナル・表彰式:2025年7月16日(水)
    於)国際モダンホスピタルショウ2025
    ファイナル進出病院が会場にてプレゼンテーションを実施。来場者による投票を踏まえて大賞を決定。

◆賞の種類

  • 経営者部門:大賞
  • 経営者部門:優秀賞
  • 広報担当部門:大賞
  • 広報担当部門:広報誌 最優秀賞
  • 広報担当部門:Webサイト 最優秀賞
  • 広報担当部門:SNS 最優秀賞
  • 広報担当部門:VHP 最優秀賞
  • ニューフェイス賞:初めて病院広報アワードにエントリーした病院への賞
  • チャレンジ賞:新しい取り組み、チャレンジングな姿勢や取り組みへの賞
  • グッドコラボ賞:院外の異業種とコラボレーションした取り組みへの賞

CBnews|「病院広報アワード2025」公式サイトはこちら
>>>「病院広報アワード2025」

セミファイナルイベント視聴申込受付中

現在、審査員5名による二次審査を進めています。二次審査を通過した病院は、6月19日(木)・20日(金)に開催される「セミファイナルイベント」に登壇します。

2日間にわたり、各部門4~6病院がプレゼンテーションを行い、視聴者の皆様の投票によって、ファイナルへ進出する病院が決定します。

◆セミファイナルイベント概要

  • 開催日
    6月19日(木)13:00~
    6月20日(金)13:00~

  • 開催形式:オンライン(Zoom)

  • 対象者:医療関係者、病院広報に関心のある方

  • 参加費:無料

●セミファイナルイベントの詳細は下記のサイトからご覧いただけます。
>>>病院広報アワード2025 セミファイナル

 

◆今後のスケジュール

  • 6/19(木)・20(金)
    セミファイナル(オンライン開催): 各部門プレゼン&視聴者投票によりファイナル進出病院決定

  • 7/16(水)
    ファイナル(東京ビッグサイト/国際モダンホスピタルショウ内)
    └ 経営者部門4病院、広報担当部門4病院が登壇
    └ 審査員+会場来場者の投票により、「大賞」決定

病院広報が担う役割とは?~地域医療を支える“つなぐ力”~

地域の医療体制が大きな転換点を迎えている今、病院に求められるのは「自院の役割を明確にし、地域と連携して機能すること」です。その実現を支えるのが、「病院広報」という存在です。

病院広報は、単にパンフレットや記事をつくるだけではありません。広報誌やホームページ、SNS、さらにはプレスリリースやニュースレターを通じて、病院の特徴や地域における立ち位置を“社内外にわかりやすく伝える”ことが最大のミッションです。

近年では、InstagramやYouTubeなどのSNSを活用し、ホームページでは伝わりきらない病院の日常や職員の姿を発信することで、採用難の打開や働き手不足の改善に成功した病院も増えています。また、地域との接点を増やすために、健康講座や地域向けイベントの開催、広報誌を通じた連携医療機関へのアプローチにも力を入れる病院も多くあります。

このように、病院広報は単なる「情報発信」ではなく、経営に資する戦略的コミュニケーション活動であり、病院の未来を左右する重要なツールなのです。

1. 情報の「橋渡し役」としての広報

広報活動は、患者への外来案内や、地域住民への医療・健康情報の提供、医療機関同士の連携を円滑にするための診療科情報の共有など、多岐にわたります。院内ではスタッフ紹介や院内報を通じて職員同士のつながりを強め、院外では広報誌・ホームページ・SNSを通じて、自院の特徴や方針を“誰に何を伝えるか”という視点で整理し発信します。

2. 地域医療の「方向性」を示すコンパス

医療機関の機能分化が進み、地域ごとの医療資源をどう活かすかが問われる中で、病院広報は「自院の強みと立ち位置」を可視化する役割を果たします。たとえば、特定の疾患に強みがあるのか、近隣にどのような医療機関があるのか、といった地域特性を踏まえ、広報の視点で整理することが、医療機関の方針策定や連携強化の基盤となります。

3. 経営と戦略を支える“広報力”

広報活動は経営戦略にも直結します。自院の魅力を明確に打ち出すことで、患者や人材の確保、近隣施設との信頼関係構築など、経営環境の変化に対応した実践的な戦略が可能になります。広報を通じて地域との接点を強化することは、結果として持続可能な医療提供体制の形成につながります。

一方で、医療業界における広報活動は、まだ発展途上です。専任人材が少なく、他業務と兼務しているケースも多いため、ノウハウやスキルの不足が課題となっています。しかし、だからこそ「広報の重要性」を再認識し、意識的に取り組むことが、今後の医療経営において大きな差となるでしょう。

さいごに

本コラムでは、「病院広報アワード2025」の概要と「病院広報の役割」についてご紹介しました。

7月16日(水)に開催されるファイナルの結果や、各病院のプレゼンテーション内容を追ってレポートする予定です。ぜひ続編もご覧ください。