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災害時の対策について

患者に話しかける看護師

事業所での災害対策

今回も、私のコラムを見ていただきありがとうございます。

夏が終わり、秋の到来です。
この時期は、様々な楽しいことがある一方で、ある不安が脳裏をよぎる季節でもあります。

それは、「災害が多い」ということです。

特に、最近では、災害というと、台風というイメージではないでしょうか。

関東、特に千葉県を襲った台風は記憶に新しいですが、
それからまたすぐに関東が被害を受けました。

本当に、私も現地で被災された皆様が心配です。

そこで、今回のコラムは、災害時にどのような対処、準備をすべきなのかということをお伝えしたいと思います。

在宅介護のご家庭

要介護状態の方がいるご家庭でも、災害対策の考え方は基本的に同じです。
ライフラインが止まったときのことを考えて、3日~1週間程度は自力で生活できるよう、備蓄品などを準備しておくのが基本です。

ないと困るものと、あったら便利なものをご準備されることをおススメします。

災害時に支給される食べ物は、おにぎりやパンなどが多く、嚥下機能が衰えている方の場合は誤嚥性肺炎が心配。
普段食べ慣れているものを、十分に用意してくことが重要です。お水やお茶は、在宅介護の時と同様に簡単にとろみをつけられるよう「とろみ剤」を準備しておくことも大切だと思います。

また、おむつは吸収力が高いので、汚れそうなところに敷いたり、水を使う処置のときに下に敷いたりして使うこともできます。
ビニール袋を入れたダンボールの中に敷くと、簡易トイレとしても使え、後始末も簡単です。
避難所などのトイレが使いにくいこともありますので、普段はあまりおむつを使用しない方でも、多めに準備しておくと使い勝手が良いと思います。

災害に備えた薬の準備

介護状態の方は、慢性疾患などで複数の薬を飲んでいることも多いもの。
災害の被害状況にもよりますが、薬がなかなか手に入らないことも考えられます。

血圧や血糖をコントロールする薬や、けいれん止めなど、疾患によっては絶対に途切れさせてはいけない薬もあります。
ご本人の身体の状態によって、必要不可欠な薬は異なりますので、いま飲んでいる薬がどういうものなのかをご家族が把握しておくことも重要です。

災害後はデジタルデータによる確認ができなくなることも考えられますが、「お薬手帳」があれば、避難先の薬局でも必要な薬を処方してもらうことができます。

非常時の確認

電動の介護用ベッドやエアマット、人工呼吸器、たん吸引機、在宅酸素療法機器など、電源が必要な医療機器を使っている方は、停電したときの対応方法を確認しておくことも必要です。

どの機器にも、必ず非常時の使用法があります。
たとえば、電動の介護用ベッドなら、手動で操作する方法が取扱説明書に書かれているはずです。

人工呼吸器なら、予備のバッテリーも含めて、どれくらいの時間もつのかを知っておかなくてはなりません。電源がなくなったときのために手動で空気を送るアンビューバッグも備えられているので、こちらの使い方もきちんと覚えておく必要があるでしょう。

ご自身で調べるだけではなく、専門家に確認することをおすすめします。
福祉用具のレンタル元や、機器を製造している会社に、災害時にどんなことが起こり得るか、非常事態が起きたらどうすれば良いかを聞いておきましょう。

どれほど準備していても、災害時には平時では考えられないことが起こることがあります。

今回、氾濫した河川が浸水し、大きな被害を受けた施設もあります。

いつ起こるかわからないし、起こるかどうかも分からないのが災害です。

ただ、起こった時の為に、介護事業の経営者様だけではなく、ご家族の皆様も事前に徹底した準備をすることを強くお勧め致します。

このコラムはM&Aとは直接関係の内容に思えるかもしれませんが、準備不足で利用者が離れるということも十分考えられますので、一読いただけたらと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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