CASE 04
管理者をはじめ、従業員が退職して経営を存続できない

特に介護業界は慢性的な人材不足であり、介護職の確保に苦労されている経営者様は多くいらっしゃいます。管理者となると資格要件等も他の介護職員と異なるケースも多く、現場をまとめる能力のある方の採用となると一般の介護職とは比較にならないほど苦労するケースもあります。

経営者の皆さまは退職を防ぎ、採用を進める為に様々な施策をとられていますが、苦労が絶えなく、継続して経営をする気力を失われる方も多くいます。

介護職の退職は経営に直結する問題です。当社にご相談いただくお客様のなかには、管理者の退職を理由に譲渡を企図される方もいます。

人材が潤沢な法人様は少ない業界ですが、譲受のタイミングで管理者の補充が可能な法人様もいらっしゃいます。採用や人材管理の悩みから解放される点もＭ&Ａのメリットの一つです。

当社にご相談いただく方のなかには、管理者の退職の意向を受け譲渡を決断される方も多くいらっしゃいます。

事業承継を行うことの大きなメリットとして、事業所間の連携が強化できるという事が挙げられます。実際の事例として、管理者が退職してしまった事業所を承継してほしいという訪問看護ステーションの相談が来た際に、近隣の訪問看護ステーションが承継し、そのままサテライトとして運営した事例があります。

訪問看護ステーションでなくとも、新しい事業所と人員のやりくりができるという事は従業員の確保だけでなく、人事異動による退職防止にもなり、それにより安定してる事業所も多くございます。

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